ロキソニンテープの効果と副作用について紹介

ロキソニンテープとは経皮吸収型鎮痛・消炎剤です。
成分を皮膚から吸収して炎症を引き起こす成分であるプロスタグラジンの合成を抑え炎症に伴う腫れや痛みを和らげます。
変形性関節症、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛の消炎鎮痛に用いると添付文書には記してありますが、実際の臨床では関節や骨、筋肉の痛みに幅広く使用されています。

ロキソニンテープを使用したときの症状の改善率は変形性関節症で75.5パーセント、筋肉痛で80.7パーセント、外傷後の腫脹・疼痛の改善では98.1パーセントと高い効果を示しています。
ロキソニンテープは非ステロイド性消炎鎮痛剤であり、内服薬と異なり作用が局所にとどまり効果を発することにより身体の一部に痛みがある場合に適しています。
テープ剤であり伸縮性と粘着性に優れ、関節など可動部に貼ってもはがれにくいことが特徴です。

副作用としては掻痒(かゆみ)、紅斑(赤くなる)、接触性皮膚炎(かぶれ)が主なものがあり、その発生率は2.9~8.5パーセントという統計もありますが、いずれも軽度のものがほとんどです。

そして、希にではありますが次のような皮膚症状とは異なる副作用が出現する可能性があります。
ロキソニンはその作用機序としてプロスタグラジンの合成を抑えるということが挙げられますが、この物質は炎症を引き起こす原因となるほかに胃の血流を増やす働きもあります。
これが抑えられることにより胃の血流が減少し、胃を保護する役割が弱まり胃症状がおこることがあります。
妊娠後期の妊婦に使用すると赤ちゃんの動脈管を閉じてしまう危険性もあります。

使用方法は一日一回、患部に貼ります。指示された使用方法を守り多く貼りすぎないことが重要です。
傷のある場所や粘膜には貼らないようにしましょう。発疹のある部分にも適しません。

ロキソニンテープには50ミリグラムのものと100ミリグラムのものがありますが、成分量は同じで単に大きさの違いです。
患部の広い場合は大きい物を使用します。
保管する場合には条件があり、遮光、室温保存、密閉状態であれば3年間有効です。
ここで一つ抑えておかなくてはならないのはロキソニンテープは悪までも対症療法です。根本治療にはなりません。

ロキソニンテープと温湿布どっちを選べばいい?

ロキソニンテープの使用目的は前述の通りですが、では何らかの原因で身体に痛みが出た場合、ロキソニンテープと温シップのどちらを使用しようかと迷うことになった場合の対処の方法です。

湿布には温湿布と冷湿布があります。
一般的にどちらを使用すればよいかという判断は使用して心地よいと感じるものを使用すればよいと言われています。
お風呂に入って心地よいと感じる人には温湿布が適しています。温湿布は身体の慢性的な痛み、患部が硬く冷たい状態のものに使用します。
含まれるカプサイシン等の成分によりポカポカと温かくなります。皮膚の温度が2~3度上がると言われています。

温湿布に含まれる成分には血管を拡張し、血流量を増加させ、凝りや痛みを改善する働きがあります。
一方、ロキソニンテープは痛みの元になる物質を作ることを抑制するという働きがあります。

打撲を例にとってみると、その状況を考えてみる必要があります。
打撲はその状況にもよると思いますが、一般的にはすぐに冷やすことが必要です。打撲とは何かと衝突することにより起こります。
衝突した部分の小さな血管が切れ、血液やリンパ液などが血管外に漏れてきます。
まず、冷やすことで血管を収縮し外に成分がもれにくくなります。
その後に生じる諸症状に対してはロキソニンテープが有効ということになります。

湿布には冷湿布と温湿布がありますが、これは成分に鎮痛効果の含まれない、温めるか冷やすかという事を目的としたものです。
これを第一世代の湿布剤と呼びます。一方非ステロイド性鎮痛消炎剤を成分にした湿布剤が出現し、これを第二世代と呼んでいます。

ロキソニンにもテープ剤と湿布剤があります。
湿布剤はひんやりと感じる成分も含まれており、好みで使用すればよいでしょう。