関節痛がひどいと思ったら関節リウマチを疑う

関節痛に悩んでいる人は多いですが、中にはリウマチの症状で関節の痛みが出ている場合もあります。
ただの関節の痛みと関節リウマチによって起こる痛みは、その仕組みに違いがあるので治療法は異なります。
血液検査などで早期に発見すると、適切な治療を始める時期も早まるので、関節リウマチを完治させる可能性が高くなります。

関節リウマチは40代以降の女性に多く、また家族歴があるケースも目立ちます。
リウマチは自己免疫疾患の1つで、膠原病のジャンルに含まれます。
自分の免疫が誤作動によって自分の細胞を攻撃すると、関節に炎症や痛みを生じるのが基本の仕組みです。
遺伝的にリウマチの傾向を持っている人もいますし、ストレスや喫煙などが引き金となってリウマチや関節リウマチを発症する可能性もあります。

医療機関では、血液検査を行ってリウマチの可能性を確認しています。
RF定量やMMP、CRPなどの検査データと、実際に起こっている症状で関節リウマチなのかを判定してくれます。
もし、リウマチであると診断されたら、その後の治療に関して説明を受けます。
リウマトレックスやメトトレキサートなど、早い段階で投薬を開始すると完治や寛解を目指した治療ができるでしょう。
また、生活レベルを低下させないよう現状を維持するにも医療機関の治療が役立ちます。

経過観察しながら投薬量の調整や、定期的な検査を続けることで、リウマチの悪化を予防できるので、ライフスタイルを大きく変更する必要はないでしょう。
関節痛の緩和ができると、日常の不便さも取り除かれて快適な生活に戻れるとも言われています。

関節リウマチの検査や治療を希望する場合は、リウマチ科が理想的ですが、見つからない場合は内科を利用することもできるでしょう。
市販の関節痛役で効果が出ないという人も、関節リウマチを疑って早めに検査をすると安心できます。
仮に検査の結果、関節リウマチではなくても関節痛の緩和に必要な治療が受けられるのもメリットです。

リウマチの初期症状はズバリこれ

リウマチは医療機関で血液検査などをすると、すぐに結果がわかりますが、その前に自覚できる初期症状があります。
この初期症状である程度の自己判断ができるので確認しておきましょう。

まず、代表的なのは手のこわばりや関節の曲がりにくい感じです。
日中ではなく、朝に起床してから30分以内に両手をぐっと握りしめてみましょう。
曲がりにくいと思うかどうか、そして手をスムーズに開けるかどうかをゆっくりと確認します。

次に関節が腫れているかを確認しましょう。
リウマチで、手指の第2関節と第3関節が腫れる確率は90%を超えます。手首の関節が腫れる可能性も70%程度あると言えるでしょう。
まれに足の指や足の付け根の関節が腫れることもあるので、念のためチェックしておくとわかりやすくなります。
足の症状は見落とされやすいので、注意することが推奨されています。
朝、起きた時に痛みや違和感が出ることがあるので、足の変化にも気を配りましょう。

また、直接間接の変化が出なくても、体重が減少している、貧血気味に感じる、食欲が落ちる、体がだるく気分がすぐれないなどの症状も、関節リウマチの初期症状に当てはまります。
関節以外の初期症状はストレスによる反応に似ていることから、見過ごされていることが非常に多いです。

多忙な生活をしている人も増えているので、単なるストレスや過労と思ってしまうこともありますが症状が長く続くようであれば、リウマチの可能性もあります。
関節の変化と体の変化を自分自身で見極めながら、疑いがあれば医療機関で検査したほうが安心できるでしょう。
リウマチなのか該当しないのかの判断ができると、その後の治療やセルフケアも最適な方法が選択できるようになります。